主戦力の非戦力化 [雑記]
レッドクリフを観ていて思ったのですが、
洋の東西を問わず戦術家が考えることは同じなんだなと。
まず戦闘において重要なことはいかに相手の主戦力を非戦力化してしまうかということ。
「主戦力の非戦力化」という言葉は、
塩野七生先生の「ローマ人の物語」を読んでいると何回も出てきます。
特に「ハンニバル戦記」といわれるポエニ戦役が記述されている箇所では、
耳にタコができるくらいです。
ポエニ戦役でカルタゴの名将ハンニバルがローマ軍と戦うとき、
緻密な作戦によりローマの主戦力である重装歩兵を取り囲み、
ローマ得意の組織力を活かした攻撃をさせずに壊滅させます。
この相手の長所をつぶすということが「主戦力の非戦力化」ということです。
ちなみにローマはこのハンニバルの作戦を自軍に取り入れ、ついにハンニバルを討ちます。
以降、「主戦力の非戦力化」はローマ軍の基本戦術になっていきます。
これによりローマは古代世界の覇者になっていくのです。
それでレッドクリフに話を戻すのですが、
話の序盤、劉備軍は曹操軍に大敗するのですが、
その敗因というのが相手の騎兵に好き放題されてしまい、
陣形を整えることができず、自軍の戦力を活かすことができなかったからです。
なので劉備軍は第2戦では、砂煙を利用して曹操軍を取り囲むことに成功します。
これによって曹操軍の騎兵の機動力を殺ぎ、騎兵を非戦力化してしまったんです。
こうなってしまえば、あとはタコ殴りです(笑)
このシーンは「主戦力の非戦力化」以外の何者でもありません。
観ていて天才軍師・諸葛孔明も行き着くさきは
ハンニバルやユリウス・カエサルと同じなんだなと思いました。
みなさんもこういう戦闘シーンのある映画を観るときは、
「主戦力の非戦力化」というのを意識してみると、
少し映画の見方が変わってくると思いますよ。
洋の東西を問わず戦術家が考えることは同じなんだなと。
まず戦闘において重要なことはいかに相手の主戦力を非戦力化してしまうかということ。
「主戦力の非戦力化」という言葉は、
塩野七生先生の「ローマ人の物語」を読んでいると何回も出てきます。
特に「ハンニバル戦記」といわれるポエニ戦役が記述されている箇所では、
耳にタコができるくらいです。
ポエニ戦役でカルタゴの名将ハンニバルがローマ軍と戦うとき、
緻密な作戦によりローマの主戦力である重装歩兵を取り囲み、
ローマ得意の組織力を活かした攻撃をさせずに壊滅させます。
この相手の長所をつぶすということが「主戦力の非戦力化」ということです。
ちなみにローマはこのハンニバルの作戦を自軍に取り入れ、ついにハンニバルを討ちます。
以降、「主戦力の非戦力化」はローマ軍の基本戦術になっていきます。
これによりローマは古代世界の覇者になっていくのです。
それでレッドクリフに話を戻すのですが、
話の序盤、劉備軍は曹操軍に大敗するのですが、
その敗因というのが相手の騎兵に好き放題されてしまい、
陣形を整えることができず、自軍の戦力を活かすことができなかったからです。
なので劉備軍は第2戦では、砂煙を利用して曹操軍を取り囲むことに成功します。
これによって曹操軍の騎兵の機動力を殺ぎ、騎兵を非戦力化してしまったんです。
こうなってしまえば、あとはタコ殴りです(笑)
このシーンは「主戦力の非戦力化」以外の何者でもありません。
観ていて天才軍師・諸葛孔明も行き着くさきは
ハンニバルやユリウス・カエサルと同じなんだなと思いました。
みなさんもこういう戦闘シーンのある映画を観るときは、
「主戦力の非戦力化」というのを意識してみると、
少し映画の見方が変わってくると思いますよ。
去年やり残したことの一つとして、mackyが面白い本として教えてくれた「ローマ人の物語」を、あまり読めなかったことが挙げられる。
今年は全部読むぞー!
by せと (2010-01-03 21:41)
最近は同じく塩野七生先生の「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年」を呼んでいます。
このシリーズも政治とは技術なんだなと感じさせられます。
あとは「ワンピース」もかかさず読んでます。
by Macky (2010-01-04 21:46)